家族葬では弔電を送るべきか否か

家族葬では弔電を送るべきか否か



最近増えている家族葬。家族を中心に、一部の親しい人たちだけで行う小規模なお葬式のことをさします。通常の葬儀よりも人数を絞って行うため、家族葬に参列していない関係者には葬儀が終わってから訃報を伝えるのが一般的です。

また、家族葬の場合は一般参列者の弔問、香典、供花供物を一切お断りするのが基本です。これだけ聞くと弔電も送ってはいけないような気がしますが、弔電に関しては特に問題ありません。返礼品を用意する必要のある香典や供花とは違って礼状を返すだけなので、遺族の負担がそれほどかからないからです。そのため、弔意を伝えたいのであれば弔電を送りましょう。

喪服で手を合わせる男女

弔電が紹介されるのは告別式のタイミングです。どの弔電を司会に読んでもらうのか、家族が告別式の朝に選ぶため、前日のお通夜までには斎場に届くように手配しましょう。送り先は葬儀の行われる自宅や斎場、あて名は喪主になります。最近は電話ではなく、インターネットで申し込むのがスタンダードになってきました。いちいち口頭で情報を伝える必要がないのでミスが少なく、手配もスピーディーにしてくれるからです。特にVERY CARDの弔電は申し込みからお届けまでがはやいと評判です。メッセージも350文字まで課金せずに入力できて台紙のレパートリーも豊富なので、迷ってしまったらまずこちらのサービスをチェックしてみるといいでしょう。

メッセージについては文例が用意されているので、そちらを参考にしながら作っていけば間違いありません。ただ、仏式の葬儀ではない場合は細かい表現に注意しましょう。例えば、弔電でよく使われる「ご冥福をお祈りいたします」の「冥福」は仏教の考え方に基づく言葉。仏式以外の葬儀のときには他の言葉に言い換えないといけません。どの宗教で葬儀が行われるかもしっかり確認し、失礼のないようにするのがマナーです。

葬儀の案内状に斎場と日時が記載されている場合なら問題ありませんが、明記されていないときは弔電を送りたくても送れません。このような場合は、斎場を割り出して日時を確認するのではなく弔電そのものを控えるようにしましょう。あくまでも送っても問題ないもの、くらいのスタンスで考えるのが大事です。